2011年8月2日火曜日

カナダ・オタワ旅日記:世界女性会議2011(Ottawa itinerary: Women's Worlds 2011)

7月1日(金)
カナダ航空002便で成田空港からトロント/レスタービーピアンス空港まで13時間のフライト。オタワ市はカナダの首都だが日本からの直行便はないのでトロントで乗り換える。日本時間の夜10時になると空が明るくなってきた。機内の人は眠っているが外は昼、変な感じだ。私は時差調整のために眠らずテレビを見ていた。

7月1日(金)
日本とカナダの時差が―14時間なのでもう一度7月1日を送る。今日はカナダの記念日で英国のウイリアム王子とケイト妃が首都のオタワ市に来ている。トロント空港もお祭り騒ぎかと期待したが静かだった。夜に花火が上がった。トロントのホリデーインに泊まる。

7月2日(土)
オタワ行きの飛行機の相席はカナダ人のベティさん、オタワに住んでいる息子さん家族に赤ちゃんが生まれるので手伝いに行く。息子さんはアフガニスタンでカナダ兵として働いていた。世界女性会議は興味があるので会議の内容を教えて欲しいと頼まれた。色んな話をしていたらオタワ空港に到着、1時間のフライトが短く感じた。
オタワ空港のロビーでは紫色のTシャツを着たボランティアが出迎えてくれた。「私は2000年N.Y.世界女性会議で知り合った仲間がいます。3大陸、6ヶ国、8人のメンバーでプレゼンテーションをします。仲間に会えるのが楽しみです。」と話していると記者とカメラマンを紹介された。殆どのグループがおなじ国の人か2~3ヶ国で私たちの様な構成グループは珍しいので記事にしたかった。
シャトルバスの相席はウズベキスタン人のズルフィヤさん、カナダの大学4年生でカナダの北部に住んでいる。冬はマイナス40度になり、慣れるまで大変だったそうだ。






<オタワ大学の90 university residencesのロビーで登録確認して名札、水筒、プログラム、チラシが入ったバッグを貰う。箱入りの果物は自由に食べてもいい。誰もがりんごを洗わず、そのまま食べていた。私たちも3個食べた。入寮手続きをして彼女と別れて706号室に入った。まだ誰も来ていない。部屋は二つあり、ベットも二つある。ここに4人で泊まることになる。「安いのは・・・こういう事?」戸惑い、ちょっと恥ずかしい!相部屋の韓国人でアメリカ在住University of Maryland大学教授のエンジュンが到着。3年ぶりの再会に喜びのHUG!しばらくして散歩に出た。





1848年創立のオタワ大学は街の中心にあるが緑に囲まれ木々が生い茂り、日陰は涼しい。湿気がないので過ごしやすく勉強するには素晴らしいい環境だ。学生が芝生に寝転んだり、本を読んだりして過ごしている。羨ましい。リドー運河に沿ってG8サミットが行われた国際会議・政府会議場やFairmont Chateau Laurier(政府ビル)の豪華な建物が並ぶ。ヨーロッパの影響で豪華絢爛たる建物に圧倒させられる。カナダ人に聞いた「どうしてカナダはイギリスを取り入れているの?」彼は「エリザベス女王はシンボルとしてお金に残っているだけで政治への影響力はない。カナダ独立記念を祝いイギリスのウイリアムとケイトが来たよ。町は二人を見たい人で溢れていた。昼はパレード、夜は花火が上がって盛り上がったよ」と答えてくれた。「すべてのカナダ人が英国を受け入れているの?」と聞くと「フランス系のカナダ人は反対。完全に英国から独立するとなると憲法も変えなくてはならず大変だ。でもいつかはその日が来る」と答えた。

夕食にハンバーガーとサラダを食べた。食事の値段に13%の消費税がついてチップを渡すと日本で食べるようり高くなる。CAD$1=92円だからハンバーガーが1400円になる。 夜9時半やっと空が暗くなった。寮に帰るとメモがあった。「アンはHampton University USA大学教授、3日前に自転車で転んで腰をうち入院、今回は来られなくなった。ナイジェリアのチェンウィはUniversity of Benin Teaching Hospital大学教授、ビザを発行してもらえずカナダに入国出来なくなった。3人はワシントンDCよりレンタカーで来る。」8名の参加予定が6名にになった。クリスティンが夜に到着して3人で再会を喜び合う。

7月3日(日)
レベッカ、ベアトリッズ、シェリーは深夜に到着。別館の318号室に泊まる。全員が顔合わせ出来たのが昼過ぎ。車なのでアメリカから食料品を持ってきてくれた。3年ぶりの再会を喜び、6人が喋りまくるので誰も食事を作らない。電子レンジと冷蔵庫があるだけで何もない。りんごはまるかじり、パンをちぎって食べるしかない。Searsで買い物をし、地下食堂街へ行く。「すし」「てりやき」from Japanと書いてあるが販売員は日本人ではなくアジア人。アジアからの労働者はレストラン従業員が多く、ブテックは地元のカナダ人、掃除などは黒人が多いように思った。



オープニングセレモニーはカナダ市民ミュージアムの大ホールで行われる。オタワ市Ontario州を抜けて橋を渡りGatineau, Quebec州まで行く。世界中からカラフルな民族衣装を着た人たち、髪の色、目の色、肌の色が違う世代を超えた女性たちが集まるのは圧巻だ。カナダ原住民イヌイットのドラムで迎えられた。イヌイットの芸術、喉で歌う歌手Tanya Tagaqは何回も受賞して人気がある。私は初めて聞く歌い方?息使いが変わっているが透き通った声は美しい。




オタワ大学学長Mr. Allan Rockの挨拶;
世界中の女性学術調査員、NGO活動家、政策立案者が協力し合い、支え合い世界を良くしていく為に行われる世界女性会議。世代を超えた、民族を超えた、このイベントで幅広い経験やアイデア、政策が交わされるのでしょう。オタワ大学はホストとして世界女性会議参加者の皆様を歓迎します。
カールトン大学学長Mrs Roseannの挨拶;
カナダ政府、特に女性行政課のサポートに感謝します。2つの大学の仲間たちが世界女性会議を成功させるためにカナダ中を回り支援を呼びかけてきました。多くの個人の寄付も集まりました。カールトン大学でも女性学で修士を貰えるようになりました。この会を成功させるために頑張ってきた仲間に代わって、沢山の思い出を作って欲しい、心より歓迎いたします。
女性大臣Ms. Rona Ambroseの挨拶;
「いつも国会では男性に囲まれているが今日は女性に囲まれとても嬉しい。安心する」とジョークを言いながら、壇上で話す。世界女性会議2011参加の皆様を心から歓迎します。世界中から多種多様な女性たちが集いました。知恵と業績を語り合い、素晴らしいいリーダーになって下さい。
実行委員長Mrs. Caroline Andrewオタワ大学教授の挨拶;
カナダのオタワ大学で世界女性会議を行えることを誇りに思います。障害を持つ女性を含め世界中のいろいろな肩書きを持つ人が集まるのは意義のあることです。今回は92ヶ国1200名が参加しています。この会議で新しいことを学び、新しい友達をつくり、チャレンジし、感動し、やる気につなげてください。皆さんで楽しみましょう!


テーブルには沢山の食べ物が並んだ。舞台ではネイティブカナディアンのグループによる歌が披露されている。会場にいる色々な人から声を掛けられる。イスラエルのHaifa大学の教授、2008年スペイン参加者の顔もちらほら。お互いに名前は忘れても出身国は覚えていた。バングラデッシュ人はドイツ人と友達になったと伝えた。Tシャツに「希望」と書いた台湾の男子は「大学でこのシャツを売って、売上を日本の被災地に届けた」と言う。ベラルーシの女性からも声をかけられた。沢山の人と話したが、みんな日本の津波、福島を心配してくれていた。「地震、津波、福島原発のメッセージ」のコピーを持ってこなかったのが悔やまれた。「コアラのブログを見て欲しい!」と名刺を渡した。


Feminist広場のメッセージコーナーで私は「JAPAN Thank you for caring about us. We are all right. ARIGATOU!」と書いた。
もう夜中の1時が過ぎている。ベッドに二人で寝るのは初めてで、寝返りも遠慮して出来ず、辛かったが疲れてぐっすり眠った。

7月4日(月)
朝8時に318号室で朝食。皆、お喋りばかりで朝食が終わらない。愉しくて仕方がない。9時出発の予定が10時半になった。日本語で考えて英語で話していると追いつかず、自然と英語で考えるようになった。信じられない!現地で語学を学ってこういう事か
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世界女性会議のメインテーマは"Inclusions,Exclusions, and Seclusions: Living in a globalized world"から派生した4つのテーマで話し合われる。今日はオープニングの全体会でオタワ国際会議場まで行く。毎日テーマが変わり、それに沿ってゲストスピーカーがスピーチする。午後は13:00~14:30,15:00~16:30,17:00~18:30の3部に分かれて20~30団体のプレゼンテーションが同時に行われる。興味があるテーマをプログラムから見つけて部屋に入る。どの部屋もパソコンとマイクが設置。パワーポイントを使って行う。

@ 第1日目のテーマ「Breaking Cycles」は「世界中にある習慣、因習にとらわれている苦しみを打ち破ろう」資本主義による犠牲者や植民地支配による圧力に立ち向かった人や弱者の立場を研究している専門家のスピーチを聞く。 グローバル化は益々進んでいる。世界中の女性たちは植民地主義、資本主義、領土侵略主義に反対し続ける。理由は国政、組織、経済構造が永遠に女性の不平等や貧困、人種差別による暴力、服従に繋がるからだ。
1、Monica Chiji - Ecuador
規範:アマゾンの子供達の事を学ぶ。原住民の権利をエクアドル法律で守る。国連で働く。2008年エクアドルの新憲法を書く。
2、Deviki Jain - India
架け橋:女性エコノミストで活動家。平等、発展、民主政治、人口についてインド政府に働きかけ、女性の経済活動の力となった。
3、Andrea smith - USA
挑戦:ネイティブアメリカンの女性思想家、暴力反対の活動家。黒人女性に対する暴力の弁護は世界的に尊敬されている。カリフォルニア大学でメディア・文化を教える。

午後からの分科会は日本人の発表を応援しようとプログラムに日本人名を探した。東京大学の4人、大阪大学の4人、教授と学生だが、全員が日本に帰るかどうかは分からない。東京大学の発表はQueer Femininities in Negotiation with cultural/National Norms in Japan.交渉する時、変な女らしさを求めるのは日本の文化的、国民的規範である。日本では女らしさ、男らしさの規定がある。残念ながら私たちと同じ時間のプレゼンで見に行けない。
*15:00~16:30 Globalization, Capitalism, and the Visibility of Housewivesグローバル化、資本主義、そして専業主婦の注目度。(ブラジルの発表)
女性は主婦として家族の世話をする。家事は無給、無価値なものと軽視され、女性の社会参加も無視されている。
ブラジルでの主婦の価値観
Maris does Amalis 超主婦 クリエイト出来る人
Maris amalis  普通の主婦 スパに行くなど楽しめる人
Maris deso Amalis 何も出来ない主婦 子育て、家事のみの人
フリートークで年配者は「分かるわ!」と言う。若い世代は「時代が変わり、主婦に対する考え方も変わった。今は男性も育児をする時代です。」と言う。
*17:00~18:30 Motherhood as Strategy戦略としての母性愛(大阪大学4名の発表)
資本主義、父権制、自由主義に対抗して、母性愛を取り上げる。男女同権主義者(フェミニスト)は長年続いてきた組織の循環(社会の仕組み)に対し新しい方法を見つけることが出来るか?パワーポイントで靖国神社・靖国ミュージアムと鹿児島の知覧特攻隊・かみかぜ・ミュージアムが映し出され、息子を戦争に送り出す母親の心境。戦死した息子のために花嫁人形をミュージアムに寄付した母心。

夕食は6人でワイワイ言いながら食べると残り物でも美味しい。本当に節約シスターズ。いつでもサバイバル。お土産交換は自国の品を披露して一番似合う人から貰う。女性達は国を問わずよく喋る、よく笑う。浴衣を着てもらった。178cmの大きなクリスティンから150cmの小さなシェリーまで着られるので不思議がっていた。私は汗だくで5人の着付けをした。「芸者ガールだ」とポーズをとってふざけて大笑い。全員が初めて浴衣を着たので日本文化に触れられた喜びでJapanese Dayとなった。また時間が深夜になった。

7月5日(火)
レンタカーで約2時間のモントリオール市に行く。Quebec州に入るとフランス語のみ。モントリオール旧市街地は木が多く、街も綺麗。芸術的なヨーロッパの建物が立ち並び素晴らしい。


レンガの道路は所々陥没して水が湧き出している。観光客も多く、多人種、多文化共生の町;イスラムのスカーフの女性達、短パンの男性達、スーツを着た人たち、白人、黒人、黄色人種、お互いに気にせず暮らしている。緑の綺麗な公園でお昼にする。りんごやパンをかじっていたらレベッカが急に笑いだし止まらない。フランス語がわかるのはカメルーン出身のレベッカだけ。通り過ぎた若いカナダ人の女の子が私達のことを「この人達、新しいタイプのホームレスかしら?」と話していたそうだ。それを聞いた私たちも大笑い。本当に明るい人達ばかりで楽しい!
モントリオール市庁舎の前でジェラルド・トランプレイ市長に会う。彼はオタワ生まれ、モントリオール育ち、オタワ大学法学部卒63歳。一緒に写真撮影。

「日本との50周年記念」の碑があり芝生が神社の鳥居の形に刈り込んである。広島市と姉妹都市。どこの国にも中華街はあり、テレサテンの歌が流れている。外国人にとっては中国も韓国も日本も同じように思えるらしい。私は3ヶ国の違いを話した。中華料理はとても美味しかった。

7月6日(水)
朝食はいつもの様に318号室。昨日の話で盛り上がっている。今日は6人が別行動する。
@ 全体会3日目のテーマ Breaking Barriers - 防壁、境界、限界と私たちを分ける線がある。グローバル化して国や人の考え方や現実の線引きが変化してきている。政治、経済、性・ジェンダー、学術において女性の平等、リーダーシップ、安全性を促進し境界線を変えていく方法を4人のパネラーから学びましょう。
1、Mary Simon - Canada
大使:北部ケベックで生まれる。イヌイットと原住民の擁護。活動に対して受賞した。はじめてのカナダ人大使として北極を回る仕事を任命された。2006年にイヌイットの団体の代表となり、国際女性フォ-ラムに参加。
2、Judith Heumann - USA
アドバイザー:障害者団体のリーダーとして国際的に認められる。国際障害者の権利についての特別アドバイザーとして2010年に任命。世界中の障害者が社会の一員として働いて生活できるような企画、政策をする。
3、Raewyn Connell - Australia
挑戦者:オーストラリアの一流の科学者。「男性優位」の本を出版。15の外国語に翻訳される。性転換して女性になる。シドニー大学で社会科学を教えている。
4、Malika Hamidi - Belgium
触発者:ヨーロッパ・イスラム・ネットワーク代表。西欧での考え方、活動で国を超えたイスラムの女性解放運動の浮上。


*13:00~14:30 Examining Korea:Migration, Labour, Sex trade, Marriage
Ms. Kim 韓国に結婚、就労で来ている移住者の女性達が置かれた状況、地位身分を経験的に分析する。2009年以前は韓国では多文化共生に対応していない。
Ms. Park 韓国の単一社会における異文化との共存の話題が明らかになった。アジアの労働者の到来・流入や結婚による移住が韓国の人口統計に変化を生む。
Ms. Min 売春や人身売買の事件に関して韓国とカナダの司法・裁判権の違いについて。
*15:00~16:30 Transnational Women Breaking Cultural and Knowledge Barriers: Identities, Culture, and Work
シンガポール、メルボルン、アリゾナ州、ロンドンに移住して働いた経験から、仕事、文化そして国境を超えた自分を探る。スエーデン人女性がシンガポールに、メキシコ人女性がアメリカに、マレーシア人女性がオーストラリアに、マイノリティーの女性が英国に。4人の場合を話し合う。
*17:00~18:30 Grassroots Grandmothers' Circle
50歳~70歳代のカナダのお婆ちゃんサークル。地域を良くする為に相談に乗ったり、若い世代を世話したりしている。事例を話す。私は疲れと寝不足でうたた寝をしていた。終わると皆で立って手をつないで会で作った歌を歌う。歌っている人はこのサークルの人で黙って聞いている人はゲスト。

夕食を取りながら分科会の報告をする。冷蔵庫にあるものばかりを食べるので温かい飲み物が恋しい。仕事、家族の話、女性たちは良く喋る。レベッカはアフリカの子供たちの教育の為にバッジや本を売って資金を集めている。私達も節約した分、寄付をした。私は日本円で25000円寄付した。大笑いしている中に12時、時間が経つのは早い!解散して部屋に戻り明日の準備。エンジュンが「教授は調査し数字で可能性を示すだけで実績はない。数字はゴミ。悦子は外国人女性を助ける実績を積み上げてきている。私達のプレゼンよりも価値のある行為。本来なら悦子を中心にプレゼンを行うべき。だからパワーポイントを見せて!もっと訴えるものにしなくては・・・」と言い、私の話を聞きながらプレゼンの内容を変えていく。「ぺーパーを見ないでお客さんを見て話してね。あなたなら出来る。訴える力が強くなる。」私は「英語で説明したらテンポが遅くなるでしょう」と心配そうに。「自信を持ちなさい。あなたなら出来る」と励ましてくれた。もう深夜2時を過ぎ、早く寝ないと明日が心配よ。


7月7日(木)
今日は私達のプレゼンテーションの日。私は浴衣を着てロビーで待っていた。外国の人達は珍しそうに浴衣を見ている。それぞれがおしゃれをして1時間前に会場入する。お客さんはカナダ人やアメリカ人が多かった。「写真を一緒に撮らせて!」との申し出に大忙し。殆どの人が目の前で着物を見たことがないらしい。オタワ大学のエチオピア人学生19才の二人は浴衣姿が珍しく、東洋の神秘を感じるそうだ。
*9:00~12:30 Women as agents of Activism and Moralism in the Globalized World


1、Patriarchy, remittances, and the "New women's Empowerment;African Women in the South Korea Economy.  Rebecca Mbuh - Anglia Ruskins University, Singapore
レベッカはカメルーン出身、USAで働き、韓国の大学でも働いている。韓国では沢山の外国人女性が移住して働いている。外国で稼いで母国に送金し、兄弟の学費や開店資金にして女性の自立のエンパワーメントに繋がっている。数字で示す。
2、Universal Education and Morality; Women Transforming the world.   Beartriz on behalf of Anne Breneman, USA
母の愛と世界平和
疲弊し、くすぶり続けた社会に革命の火がついた。女性達は自分の子供に平和、正義、男女平等を尊ぶ人に育てているだろうか?女性こそが世界を変えられる能力を持っている。(Anne)
人間を美しい鳥に例えると羽のひとつは女性、もう一つは男性。女性が可能性を手に入れても男性が届かないと、人間に例えた鳥は飛ぶことも前に進む事も出来ず、最高の可能性を逃してしまう。(Beartriz)
3、Migration, Gender and Asian Immigrant Women's Wage.   Eun Jung Choi - University of Maryland University, USA
移民してきた外国人女性たちはその国の女性と同じ権利が与えられていない。仕事探しや賃金など不平等の扱いだ。移民がアジアからくる女性たちに与える影響を探る。グローバル化した社会のこれからを考える。
4、The Role of Women in Politics and in the sustenance of Democracy in Nigeria.
Christiana Ogbog - Obafemi Awolowo University, Nigeria
ナイジェリアは4つの国に囲まれ、3つの民族から成り、言葉も違う。36の地域に6つの政党がある。女性の政治参加率は世界で一番低い。女性の半分しか選挙の投票をせず、女性議員は7%以下。民主化を推進し政策に貢献するのは女性達である。
5、Assimilating Foreign Wives of Japanese Men:The story of Koala, its challenges and the way forward - Supporting foreign women in Japan is my volunteerism.
Etsuko Yonezawa - Internatinal Parents and Infants cross cultural group KOALA, Japan






日本のお辞儀をして自己紹介。「私だけがこのグループで大学教授ではありません。主婦です。ボランティア活動を20年間やっています。日常では英語を話しませんので皆様の前で話すのは挑戦(きつい)です。今日は日本では七夕祭り、短冊に願い事を書いて笹竹につるします。願いが叶いますように!!皆様の健康と幸せをお祈りします。」
私は「コアラ10周年記念誌」をもとにスピーチの原稿を書いた。日本語教室で日本語をおしえて20年、赤ちゃんを持つ若いお母さんの為に作ったコアラが16年になる。日本語教室やコアラで出会った外国人女性達とは18年の付き合いになる。コアラには31ヶ国の母子が参加している。彼女達の悩みの相談に乗ってきた。「日本は決して住み良い国ではなかったが少しずつ慣れてきた」と言う。縁あって日本に来られた外国人に「来て良かった。日本人はいい人だ」と言って欲しい。その為に私が出来ることは何でもやってきた。その具体例を話した。フリートークで会場から「あなたは主婦だけじゃない。素晴らしいい活動をしている。平和活動家だ。これからも困っている人を助けて欲しい。」とエールを送られた。私は「日本では無給のボランティア活動は評価されず、低く見られている。活動の為の補助金を貰うのも大変。毎回女性会議参加は100%自費です」と話した。参加者から「本来、市や県が行うべき事をあなたが善意でやっている。もっと訴えて支援金を貰いなさいよ」と方法まで教えてくれた。私は「ボランティア歴20年で昨年川崎市長から表彰状をもらいました」と話した。お客さんが真剣に私の事を考えてくれたことが嬉しかった。満足した。ありがとう! 終わって折りつると地震、福島原発のメッセージを渡した。楽しいプレゼンテーションだった。快感!

@ 全体会4日目のテーマはBreaking Ground - グローバルに女性運動を広げる為に世界女性会議2011は素晴らしい機会。東西南北の国々から世代を超えて学者、草の根運動家など色々な人が集まっている。戦略、調査、組織の作り方、連絡手段などの意見を交わして益々パワフルになってもらいたい。
1、Samhita Mukhopadhyay - USA
挑戦者:N.Y在住の活動家、作家、科学技術者。ポップカルチャーから行政まで人種、ジェンダーを超えてコメンテイターとして一流の人。彼女の声は最高。幅広い人気のウェブサイトの代表者。
2、Sebenzile Matsebula - South africa
権限を与える人:南アフリカ東部の赤ちゃんのポリオ接種実施。「人権無視・無力な時代」と耐えてきた黒人や障害のあるアフリカの女性達に差別と戦う情熱を与える。大統領の下で障害者の立場を保証する仕事をした。


ゲストスピーカーには鹿の皮で作ったドラムが贈られた。それはフランス系カナダ人とインディアンの混血児(Metis)の芸術家Jamie Koebelの作品。ドラムにはそれそれのテーマに沿ったイメージの花が画かれている。

*19:00~23:30 Closing Party - Tabaret Lawn (大学内の芝生が会場)
食事は食べ放題。飲み放題。アイスクリームもある。







ストリート・パフォーマーは3m(竹馬に乗っている感じ)の男女がお面をかぶって歩き回る。カナダのお祭りにはよく登場する。フランス語でechassierと言う。



Abolish Prostitutionと一人が一文字のピンクの紙を持って参加者にアピールしている。野外コンサートはヒップホップの歌手Eterniaが歌い、老いも若きも一緒になって踊る。私達も友達になったカナダ人も一緒に踊った。久しぶりに激しいリズムで踊り、楽しい。最高! 朝、風邪気味で喉が痛かったのをすっかり忘れていた。余っていた折鶴を踊っている人にもあげた。とても喜んでくれた。

7月8日(金)
ナイジェリアのクリスティンが帰国。私はエンジュンと午後からバス・ダイブツアーに参加。バスはオタワ市内の観光地を回り、リドー川にダイブ。バスがそのまま船になる。久しぶりに水を眺めていると心が癒された。カナダにある日本大使館は木造家屋でおとなしい佇み。隣はサウジアラビア大使館、白い大理石で豪華。この界隈に270の外国大使館があるそうだ。静かで豪華な街並みを通過して1時間のツアー。








国会議事堂見学ツアーに行く。4:30発のグループはフランス語又は英語の案内人が付く。全て無料。20名中、半分が地元カナダ人で残りがアメリカ人、フィリピン人、私日本人だった。入場時、入国並みの厳しいセキュリティチェック。理由は昔お客のタバコの残り火で火事になった。図書館だけは鉄の扉だった為、無事だったがほかの建物は全焼した。図書館は今でも木の香りが残っていて、彫刻も素晴らしい。まるで美術館のようだ。




国会議事堂は1866年ゴシック建築で建てられ、カナダ人の民主政治を表し、ここで決められたことは国の未来を創る。エレベーターで時計台まで行く。屋上からオタワ市街地が見渡せる。やはり緑が多く道路がまっすぐで見た目にも綺麗。
ルームメイトとは良く話した。韓国人でアメリカの大学で教えている。人の生きる意味を模索してすべての宗教本を読んだ。キリスト教が一番だったのでクリスチャンになった。多くのクリスチャンが今回の日本の大災害について、神様が「日本よ、立ち止まって考えるときです。」と暗示されたと思っているのが分かった。日本人の考え方はもっと現実的で「安全神話が崩れた。地震国日本に原発を作ることが間違っていたのかもしれない。自然エネルギーを見直そう!」と思っている。彼女は大学教授の名誉ある職業だが、何か人生に足りないものを感じている。「どんなに高給取りになっても名誉を得てもそれはいつか消費される。何も残らない。今まで人生の目標を決めて努力してきたがそれは自分の為だけだった。これからは人に尽くせる人生で有りたい。悦子が羨ましいい。理解ある夫と巡り会って良かったね。」と話した。

7月9日(土)
ルームメイトは早朝、帰国した。私は初めてオタワ大学の食堂で朝食を取った。イタリア人の学者と一緒だった。3・11東日本大震災の事を聞かれた。私が川崎市から来たことを告げるとカワサキとナガサキを間違えて1945年の原子爆弾の被害の話になった。とりあえず、地震、津波、福島原発のメッセージを渡して、「お友達にも日本の状況を伝えてください」と話した。彼女は2014年横浜国際会議場で行われる「女性の健康について」にイタリア代表で出席する。横浜で会うことになった。久しぶりに暖かい紅茶を3杯飲んだ。
午後からはお土産品を買いに出掛ける。夕方から帰国の準備。やっと一人でベッドにゆっくり眠れる。夜はカナダのTVメロドラマを見て過ごした。


7月10日(日)
6:30起床。朝風は冷たく長袖がいる。小鳥のさえずりがうるさい位。「楽しかった。来て良かった。いい人ばかりだった。充実した10日間だった。1年分の経験をしたみたい。やはり次回も行きたいな~。止められないこの感動。」オタワ空港でフィラデルフィアの小学校教員をしているアメリカ人と知り合い、やはり東日本大震災の話になった。「是非、子供たちや先生方に日本のことを話してください」と地震・福島メッセージを渡した。荷物を預けて出国手続きをした。荷物は成田空港まで運ばれる。乗り継ぎでトロント空港を一人で歩く。行きと帰りの心の状態がかなり違う。超、気持ちいい。10日間英語で通した自信と満足感が私を強くしている。サバイバル生活と節約で考えらされた日本での生活。トロント空港で3時間半待った。娘や息子家族が転勤でトロントに住んでいるので遊びに来たと言う同世代の女性達4人に会った。私も同じ目的かと聞かれた。英語が分からないので不安だそうだ。成田行きの相席の女性はトロントの小学校で授業の手伝いボランティアをしているが、日本のボランティアと違う。カナダでは先生とボランティアは対等で、「押しつけ」も「お願い」も無い。ボランティアは勿論無給。子供たちも普通に接している。無料の語学学校で英語を学んでいる。外国人に対するサービスは充実している。カナダでは子供をひとり家に残すと虐待で逮捕されるので、近所の人が子供を預けに来る。

7月11日(月)
14時間の長いフライトでやっと日本に着いた。

追記
@ 全体会2日目のBreaking Ceilings - 上限、制限を破る。
経済力、権力による圧力、教育、労働の制限など世界中の女性達には制限がつきまとう。男女不平等、女性の超えられない天井の壁を破るために働き、成し遂げた人の話を聞こう。
 (モントリオールへ行ったので2日目の会議は参加できなかった)

内線が続いている国では女性は人身売買、暴力、レイプなど人権は守られていない。父権主義で夫の許可なくして病院にも行けず、妊婦は死産した。男性支配が強すぎて女性の社会進出は考えられない国が未だにある。先進国では社会で活躍している女性も沢山いる。不幸な状況を知ることで先進国の女性達がNGOを立ち上げ、助けるネットワークを作る。その為に世界女性会議は有意義だ。日本人はビザ無しでどこの国へも行ける。国がしっかり外交をしてくれるから受け入れてもらえる。「私は日本人です。」と胸を張って言える喜び。日本にいると当たり前のような気がするが、世界にはまだ女性が住みにくい国が沢山ある。日本にいては分からに事、気づかない事、感じない事が世界女性会議に出ると見えてくる。

コアラ代表:米澤 悦子

Women's Worlds 2011 - Program Descriptions


(July 4) Opening Plenary: Breaking Cycles

To kick of the week, invited panellists will name and take on the various systems of oppression that persist as cycles around the world. On issues ranging from colonialism to patriarchy to capitalism, each of these women will share perspectives borne of personal experiences and professional expertise. This is not a series of speeches, but rather, an engaging dialogue among panellists about the systemic forces that support cycles of oppression and the courageous ways in which women around the world are breaking them. Congress participants will be provoked and inspired to continue conversing under this theme throughout the day.

Featuring:

Monica Chuji Gualinga - Ecuador

ROLE MODEL; As a Kichwa child in the Ecuadorian Amazon, Monica learned the Inedigenous understanding of nature as a living force with its own rights. She was a youth activist during the 1990 uprising that thrust Indigenous rights onto Ecuador's national stage. After studying environmental and Indigenous issues, Monica worked for the United Nations before President Rafael Correa asked her in 2006 to serve as his press secretary. She successfully ran for a seat on the Constituent Assembly that wrote Ecuador's new constitution in 2008. She currently presides as Chair of the Constituent Assembly Committee on Natural Resources and Biodiversity.

Devaki Jain - India

BRIDGER; A feminist economist and activist, Devaki is internationally known for her innovative work on development. She has spent a career connecting academic and policy work and frequently contributes to governmental forums and civil society initiatives in the areas of equity, development, self-government, and population. She has contributed to the design of numerous policy and program task forces, and of working groups established by the Government of India with special reference to women's economic empowerment.

Andrea Smith - USA

PROVOKER; A feminist thinker and anti-violence activist from the Cherokee nation, Andrea has garnered international respect for her advocacy on violence against women of colour, sepcifically Native American Women. Co-founder of "INCITE! Women of Color Against Violence", Andrea currently teaches in the Department of Media and Cultural Studies at the University of California, Riverside. Prior to that, she was assistant professor of American Culture and Women's Studies at the University of Michigan in Ann Arbor.


(July 5) Plenary: Breaking Ceilings

Be it economic oppression, restricted access to positions of power or to power itself, or limited opportunities for educational and labour force advancement, women across the planet are dismantling the ceilings-glass and otherwise-that serve to maintain women's inequality. Even within women's movements, the ceilings that benefit a few and keep the rest from leadership or from being heard must be challenged. Drawing from their own achievements and from their critical work in shattering limits for all women, these presenters will offer an unconventional panel to set the stage for a day of lively discussion about breaking ceilings, the tools needed, and the consequences.

Featuring:

Nicole Schwab - Switzerland

FACILITATOR; Co-founder of the renowned Gender Equality Project, Nicole is now launching a Gender Equality label (HR) for Foutune 500 corporations. She has worked in the past as a designer with the Architects of Group Genius, director of the forum of Young Global Leaders at the World Economic Forum, and on health sector reform projects in Latin America. Nicole holds a Master's degree in Public Policy from the Kennedy School of Government at Harvard and a BA in Natural Sciences from Christ's College at Cambridge University. She is also a founding Board Member of the Antinea Foundation for ocean consevation.

Daniele Magloire - Haiti

STRENGTHENER; With her femisism rooted deep in the Haitian grassroots, Daniele is a founding member of Bureau Detudes TAG (a women's research centre) and was a leader of EnforFanm, a women's rights advocacy organization, from 1997~2008. Her present role as coordinator of Rights and Democracy in Haiti brings together her dual expertise as an activist and adovocate; "I ask a lot of questions about women's rights, political involvement, civil and political rights, and social rights." Daniele has studied and presented on a range of issues related to feminist research, including the impacts of globalization on feminist methodologies.

Waneek Horn-Miller - Canada

MENTOR; A Mohawk from the Kahnawake Mohawk Territory on the south shore of Montreal, Waneek was on the front lines of the 1990 Oka Crisis, even getting stabbed by a soldier at the end of the siege. She channelled this life-altering experience into an empowering drive that led to success in athletics. Waneek made the Junior National waterpolo team in 1994, and later became co-captain of the national waterpolo team for the 2000 Sydney Olympic games. Waneek is currently Coordinator of the First People's Hose at McGill University, where she strives to attract Aboriginal youth to higher education and mentors young students and athletes.

(July 6) Plenary: Breaking Barriers

Barriers, Borders, Boundaries. So many lines continue to divide us, which is ironic considering globalization is intended to bring us closer together. While globalization has done a great deal to transform both the notion and practical realities of borders, panellists will share insights on how women are leading the charge for a redefining of boundaries-political, geo-political,economic, sexusal/gender, academic - in ways that promote women's equality, leadership and security. In their own valuable work and around the world, these women are breaking barriers in innovative and transformative ways. Using a uniquely engaging format, this session will frame up a day around this theme.

Featuring;

Mary Simon - Canada

AMBASSADOR; Born in Kangiqsualujjuaq in Northern Quebec, Mary's life has been devoted to advocating for the rights of Inuit and other Aboriginal peoples. As the first appointed Canadian Ambassador for Circumpolar Affairs, Mary led the negotiation of the eight-country Arctic Council. Her strategic and cultural leadership has garnered Mary numerous honours, including the Order of Canada, National Order of Quebec, the Gold Order of Greenland, and a National Aboriginal Achievement Award. Mary was elected to the position of President Inuit Tapirit Kanatami in July 2006 and recently became the first Unuk inducted into the International Women's Forum.

Judith Heumann - USA

ADVISOR; Internatinally recognized for her leadership in the disability cummunity, Judith is also a lifelong civil rights advocate for disadvantaged people. Appointed in 2010 as Special Advisor for International Disability Rights at the U.S.Department of State, her expertise was sought previously by the Department on Disability Services for the District of Columbia and by the World Bank as its first Adviser on Disability and Development. Judith has led the design and expansion of policies, programs, and projects that allow disabled people around the world to live and work in the economic and socila mainstream of their communities.

Raewyn Connell - Australia

NORM CHALLENGER; One of Australia's leading social scientists, Raewyn is dedicated to making social science relevant to social justice. Best know globally as one of the founders of the research field on the social construction of masculinity, her book "Masculinities" is the most-cited in the field. A transsexual woman, Raewyn teaches at the University of Sydney and is a Fellow of the Academy of Social Sciences in Australia. Along with research and theory, Raewyn's approach to sociology involves social critique and biographical interviews. She has written or co-written 21 books and over 150 research papers. Raewyn's work has been translated into 15 languages.

Malika Hamidi - Belgium

CATALYST; An internationally renowned voice on the issue of women and Islam, Malika is part of a surge of women's leadership toward the changing of Islam. Head of the European Muslim Network(EMN)- a think tank working on issues related to Muslim identity in Europe - Malika is also vice president of the International study Group of Reflection on Women in Islam and sits on the advisory committee of the 2014 Parliament of the World's Religions. Malika's PhD research in sociology explores "the emergence of a transnational Islamic feminist movement of thought and action in the West."

(July 7) Closing Plenary : Breaking Ground

Everywhere, women are changing rules, seizing opportunities, and not asking for permission. What better way to close Women's Worlds 2011 than by celebrating the voices of trailblazers and engaging in powerful intergenerational exchange? In creative ways, this session will look at how new strategies, new research, new methods of organizing, and new communications tools and helping create the change women want. These panellists are not only leaders in their field, they are first-hand witnesses to the sort of groundbreaking - in social technology and business, from civil society to war zones - that alters herstory for good.

Featuring;

Samhita Mukhopadhyay - USA

GAME CHANGER; An activist, writer, and technologist based in Brooklyn, New York, Samhita is a leading expert and commentator on the intersection of race and gender - from pop culture to politics. A prominent face of so-called third wave feminism, Samhita's Masters degree focused on blogging, gender, social technology, and activism. It's no wonder her cutting-edge voice and analysis can be heard regularly - in writing and in presentations - through a range of contemporary publications, gatherings, and media. Samhita is the Executive Editor of the wildly poluar website, femisisting.com, and author of the forthcoming book by Seal Press, Outdated: Why Dating is Ruining Your Love Life.


Sebenzile Matsebula - South Africa


EMPOWERER; Contracting polio as a baby in the Eastern part of South Africa and enduring what she calls "an era of disempowerment" as a black and disabled African woman only made Sebenzile's passion for challenging discrimination and marginalization personal. Currently active on the boards of Action on Disability and Development, the African Decade of Disabled Persons, and numerous NGOs, Sebenzile is also a trustee of the Thabo Mbeki Development Trust for Disabled People. She once served as Director in the Office on the Status of Disabled People for the President of South Africa. Sebenzile holds a Master of Science in Biometrics.



KOALA founder: Etsuko Yonezawa